鏡開きの由来!鏡開きまで鏡餅を食べない理由とは??
お正月飾りの中で唯一食べられるもの・・・
それが鏡餅ですね(^^)
鏡餅は、鏡開きで割ったあとにお雑煮にしたりおしるこにしたり
また、かき餅にしたりと美味しく変身してくれるので
大好きです(笑)
私は特にかき餅が好きで、無くなるまで食べ続けてしまうほど
です(^_^;)
この鏡餅は絶対に「鏡開き」までは割りもしなければ食べもしませんよね?
そして包丁を使って切ったりもしません。なぜでしょう?
「サトウの切り餅の鏡餅タイプだから」という意見は胸にしまっておいてください(汗)
私にはあの丸いフォルムがとても魅力的で
「割らないで丸いまま食べたいなぁ」
なんて思うこともあったり無かったりします(笑)
そこで今回はそういった鏡開きの疑問を解決してみたいと
思います!
鏡開きの由来とは?
鏡開きは正月気分終了の合図!
鏡開きはもともと武家(お侍)社会で始まった行事と言われています。武士はお正月には鎧などの武具を櫃(ひつ)と言われる入れ物にしまい、
鏡餅をお供えしていました。
そして、松の内が開けると鏡餅を下げ櫃(ひつ)を開き武具を用意し
戦があればいつでも応じられるように準備したと言われます。
そして関東であれば1月11日に、関西であれば1月20日に
鏡開きを行ったわけです。
鏡開きは武士にとっては今で言う”仕事始め”ですね(^^)
鏡持ちを切らずに割る理由は?
鏡餅を食べる場合は手で割ったり(かなり手が痛いです!)槌で叩いて割ったりします。
なぜ包丁を使って切らないのでしょうか?
これも武家社会発祥の行事らしい理由があります。
その理由とはお餅を「切る」ということは、「切腹」を連想させるので
縁起が悪いからです。そのため頑張って手などで割るんです!
そこから発展して「神様との縁を”切らない”ように!」との
願いを込めているからという理由もあるそうですよ(^^)
また、鏡割りではなく鏡開きという理由はただ単に「割る」という表現は
どちらかと言うと縁起の悪い感じがしますよね?
だから末広がりを意味する「開く」を使うようになったと言われているんです。
鏡餅を鏡開きまで食べてはいけない理由は?
鏡餅はしめ飾りや門松と同じように、年神様という「神様が宿るもの」です。そして、年神様は松の内の間はお家にいてくれていると考えられているんです。
つまり、松の内に食べてしまうと年神様の居場所を奪ってしまうことに
なるので大変失礼に当たるわけです。
お客さんの座布団を取ってしまう用なものですね(^_^;)
これではまるで笑点です・・・
バチあたりもいいところです(笑)
ですから、神様がいなくなった後にみんなで食べるのが正解なんです!
鏡餅を食べる意味は?
それでは、鏡餅を割って食べるのはなぜでしょうか?鏡餅を食べる理由は「年神様」の力にあやかるためです!
お正月の間神様がいらっしゃったお餅を食べることで神様のちからを
取り込んで家族の一年の無病息災をお願いするという意味があるんです。
また、鏡餅を開かないと神様を送ることが出来ないという考えから
鏡開きではお餅を割るそうです!
最後に
鏡餅って見た目が可愛いと思いませんか(笑)?私はなんか見た目に癒やされています(^^)
あんなかわいい姿でなかなか重要な役目を持っている
飾りなんですねぇ(^^)!
鏡餅を見ると早くかき餅にして食べたいという
欲求が私を襲ってきます(汗)
次の鏡餅は神様への感謝とお願いを胸に
鏡餅を食べてみてはいかがですか?
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