節分にいわしとヒイラギを飾る由来!鬼の正体も知っとく!?
節分になると豆まきをする家庭がまだまだ多いのではないかと思います(^^)
豆まきって鬼を追い払うために行うということは有名な話だと思うのですが、節分につきものの飾りとしていわしの頭とヒイラギを玄関に飾り付ける風習もあるのをご存知だと思います。
我が家でも、昔から毎年節分にはヒイラギといわしの頭を玄関に飾り付けています。
これって何のために飾られるか知っていますか?
昔から代々受け継がれている風習には由来がつきものですよね(^^)今回は節分に飾るいわしとヒイラギの由来についてお伝えしたいと思います!
玄関にいわしとヒイラギを飾る由来!鬼って意外と弱い?
玄関に飾るいわしの頭とヒイラギの葉をくっつけたものを「柊鰯(ひいらぎいわし)」と呼びます。そのまんまですね(^_^;)これは、鬼を追い払うための魔除けで古くは平安時代から脈々と受け継がれてきた伝統ある風習なんです。
なぜいわしなのか??
まずいわしについてですが、数ある魚の中からなぜいわしが選ばれたのでしょう?いわしは漢字で「鰯」と書きとても鬼を退治できるほど強い魚とは思えませんよね(汗)実は鰯が選ばれた理由は鰯を焼くときに出る大量の煙と臭いなんです。いわしは脂が乗っているので焼くとモウモウと煙が大量に出ます。さらに青魚特有の臭いも強いので家の中でうかつに焼くと家中魚臭くなってしまいます(^_^;)
鬼が煙や臭いを嫌がって家に近寄らなくなると考えられていたから煙がバンバンでるイワシが抜擢されたんです(^^)!
昔から魔除け・厄除けには煙や臭いが重要視されて来ています。例えばお線香がそうですよね?厄除けにお寺でお線香の煙を頭や身体に受けることで厄除けになったり、病気が治ると言われていますよね(^^)それに似たものなんです。
ヒイラギはその刺が鬼を家にいれさせない!
次にヒイラギです。ヒイラギは見たことがある人ならわかると思いますが、葉っぱにトゲがついていますよね?このトゲが鬼の目を刺すので鬼が嫌がって近づかないという意味があるんです!節分に柊鰯を飾ることで「イワシの煙で鬼を寄せ付けない、ヒイラギのトゲで鬼を家にいれさせない」という二重のバリケードを張っていたわけです(^^)
ちなみに、ヒイラギが魔除けになるという考え方は日本だけでなく西洋にも共通するものです。
クリスマスのリースなどの飾りにもヒイラギが使われていますよね?西洋、特にキリスト教圏ではヒイラギは「不死の象徴」や「魔力がある」と信じられていてクリスマスにヒイラギを飾るのはヒイラギの魔力でクリスマスの期間中に悪魔が悪さをしないように飾ると言われているんです(^^)
それにしても煙やトゲに弱い鬼って想像すると結構お茶目ですね(笑)
そもそも鬼ってなんなの?
それでは最後に鬼の正体についても説明したいと思います!鬼の語源は「陰(おぬ)」と言われています。「陰」とは悪い気(邪気)のことで目に見えないもの、この世のものではないものであると言われていて、人に災いをもたらす物とされています。災害や病気などの災いは鬼のせいであると考えられていたわけです。
鬼を追い払う=無病息災を祈るということにつながっているんです。
節分は季節の変わり目です。季節の変わり目には体調を崩したりしやすいですよね?病気になったりするのも鬼の仕業と考えられていたので節分に豆まきや柊鰯で鬼を追い払って健康に過ごせるように祈ったんです。
イワシに関しては飾るだけではなく、食べる風習も全国各地にあります。イワシを食べる理由は体の中の鬼を追い出すために食べるとされています。
イワシは良質なタンパク質やカルシウム、ビタミンDなどが豊富な食べ物です。季節の変わり目(節分)に風邪などに負けないように栄養価の高い食べ物を食べのはとても理にかなったことですよね(^^)
今回の節分にはイワシを食べてしっかり栄養補給してみてはいかがでしょうか?
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