土鍋の使い始めにおかゆを作る理由!目止めをしないと大変!
冬の季節の料理の定番といえば「鍋料理」ですね!
寄せ鍋、水炊き、おでん、モツ鍋、キムチ鍋、ちゃんこ鍋・・・などなど美味しい鍋料理はいったいどれほどあるんでしょう(^_^;)
そして鍋料理で活躍するものといえばご存知の土鍋!
ステンレスの普通のお鍋でも出来ないことはありませんが、土鍋が食卓に登場するだけで期待感も高まり、美味しさもアップしますよね(^^)!
ですが、この土鍋は新品を使うときにはちょっとした下準備をしないとちゃんと使えないってご存知でしたか?
今回は、土鍋の正しい使い方についてまとめてみました(^^)
土鍋を買ったらやることは??
土鍋は”土”とつく位ですから、陶器です。焼き物ですね。通常の土鍋の胴の部分は釉薬(ゆうやく、うわぐすり)が塗ってあるので耐水性があるのですが、土鍋の底の部分は火に当てるということもあって素焼きのままなんです。
素焼きということは、土(粘土)のままということなので無数の穴が空いている状態なんです。
ちなみに、鍋の内側はというと釉薬が塗ってあるので一見大丈夫そうですがそうでもないんです。
しばらく水をいれておくと下に染み出してきますし、もし塩分の強い料理をしたらものすごい勢いで汁が染み出してきます。(鍋ってしょっぱいものが多いですもんね。)
土鍋は最初にこれらの穴を埋める作業をしないといけないんです。この作業のことを
目止め(めどめ)
と言います。
やり方は決して難しくありませんので、しっかりと目止めをして美味しい鍋を食べましょう!
目止めのやり方!
目止めのやり方にはおかゆを作る方法が有名ですが、ここではさらに簡単な2つの簡単な方法を紹介します(^^)①米のとぎ汁を入れて、8割程度の水を入れて沸騰させたらその後は、中火以下で10分から20分煮る。
②小麦粉(大さじ2杯)を入れて、 8割程度の水を入れて沸騰させたらその後は、中火以下で10分から20分煮る。
たったこれだけなんです。
こうすることで、お米や小麦粉のでんぷん質などが土鍋に開いている無数の細かい穴に染みこんでいって穴を埋めてくれるんです(^^)!
①か②の作業が終わったら、自然に冷えるのを待って水洗いをして完成です!
土鍋を購入すると中に必ず説明書が入っていますので、それを参考にやってみてください。土鍋によって時間が違ったりする場合もあります。
【目止め作業の参考動画!】
土鍋の正しい洗い方!
土鍋は洗う時もちょっとしたコツが入ります。正しい洗い方で長持ちさせましょう(^^)洗い方のコツ
①自然によく冷ましてから洗う!
土鍋は急な温度の変化には弱いものなんです。熱々の土鍋を水にいきなり入れてしまったりすると、ヒビが入ったりする事があります。最悪の場合には割れてしまうこともあるので気をつけましょう!
②洗剤に長時間つけない。
土鍋は目止めをした後でも少なからず水分を吸い込みます。
水は時間が立てば乾くので問題ないのですが、洗剤の成分まで染み込んでしまうので洗剤が土鍋の中にたまってしまいます。
すると、次に料理をした時に洗剤の成分が料理の中に染み出してきてしまいます。また、雑菌が繁殖してしまうことにもつながるので、洗剤で洗うときは手早く洗ってしっかりとすすぐことがポイントです!
もちろん、洗剤のつけおきも避けるべきです。
③焦げてもゴシゴシこすらない。
鍋のダシや具材によっては鍋の中で焦がしてしまうことも考えられますよね?
焦げてしまった場合は、たわしなどで力を入れてこすってしまうと鍋を傷つけてしまう事になります。
もし鍋を焦がしてしまったら・・・
①お湯を張って、焦げを柔らかくする
②それでもダメなら煮立てる。
③②でもだめなら重曹をいれて煮立てる
と言った方法でできるだけ優しく鍋をこすって焦げを落とせるようにしましょう。
ちなみに、重曹はフライパンの焦げ落としなどにも有効ですし、土鍋に匂いがついてしまった時の臭い取りにもなります(^^)
最後に
今回紹介した使い始めの目止めや使用後のお手入れを気にかけてもらえれば長い間土鍋が活躍してくれますよ(^^)楽しい鍋料理を!
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