2016年選抜高校野球!東邦の戦力分析とメンバーまとめ
今回は、2015年秋に20年ぶりとなる東海大会優勝を果たし、11年ぶりに選抜への切符を手に入れた
愛知県の東邦高校
についての戦力分析とメンバーについて紹介したいと思います。
東邦高校は戦前からその名を轟かせる強豪校で、甲子園への出場は春が2016年を含めて28回、夏も16回出場しており、選抜大会では戦前も含め4度の優勝と2度の準優勝いう輝かしい成績を残しています。
今回は、県大会、東海大会いづれも優勝という文句なしの成績での出場となり、1989年以来の優勝を目指して戦います。
それでは、その戦力とメンバーを見ていきたいと思います。
東邦高校の戦力分析!
投手力
投手陣の要は絶対的エースの藤嶋投手です。藤嶋投手は1年時からエース級の投手としてマウンドに立ち続けている経験も豊富な投手。ストレートは最速146キロをマークし、それに加えて鋭いスライダーとカットボールといった変化球を操り左右の打者どちらも苦にすることがありません。
速球派ピッチャーでありながら制球力も非常に高く、14試合に登板し99回と2/3を投げ防御率1.63という抜群の安定感は頼りになります!東海大会では、所詮の中京戦で7回の参考記録ながらノーヒットノーランを達成しているのも脱帽です。
甲子園でも大崩れすることは考えにくく、間違いなく好ゲームを作るでしょう!
また、東邦高校は控え投手もハイレベル。
外野手で5番を打つ左腕の松山選手は投げても最速143キロのストレートに切れのあるスライダーを武器にしており、秋の登板の成績は防御率0.36とこちらも安定感抜群です。
藤嶋投手との2枚看板体制は、連戦が続く甲子園では東邦にとっての大きなアドバンテージになるはずです。
それに続く右腕・近久投手もストレートが最速145キロを越える本格投手です。
140キロを越える投手が2人控える選手層の厚さは大会屈指と言えるでしょう!
【要注目!エース藤嶋の2打席連続ホームランとピッチング】
【東邦高校投手陣の成績】
選 手 名 | 試 合 数 | 完 投 | 完 封 | 投 球 回 数 | 被 安 打 | 奪 三 振 | 与 四 死 球 | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
藤嶋健人(3年) | 14 | 11 | 3 | 99 2/3 | 68 | 99 | 19 | 22 | 18 | 1.63 |
松山仁彦(3年) | 6 | 0 | 0 | 25 1/3 | 36 | 36 | 8 | 2 | 1 | 0.36 |
近久輝(3年) | 4 | 0 | 0 | 4 2/3 | 2 | 2 | 5 | 3 | 3 | 5.79 |
攻撃力
さて、続いて東邦高校の攻撃陣についてですが、こちらも強力です!昨年秋の成績は、愛知県大会から東海大会、そして明治神宮大会での合計10試合で66得点、チーム打率も.381と非常に高い攻撃力であることがうかがい知れます。
その打線の中心は、エースでもある4番の藤嶋選手。
高校通算本塁打は37本で、明治神宮大会では熊本・秀岳館を相手に2打席連続のホームランを放っており、投打にわたってプロ注目の選手です。
また、5番の松山選手も東海大会決勝、いなべ総合戦で2本塁打!チャンスに強い強打者で、東海大会制覇に大きく貢献しました。
東邦にとっては、クリーンナップの前にいかに出塁するかがキーポイントとなってくるのですが、そのキーマンとなるのが1番の鈴木光選手!昨年秋は.530と打撃が好調。非凡な才能をもったリードオフマンで、走っては50メートル5秒9という俊足も強力な武器となります。
俊足巧打の1番バッターが出塁することが、東邦高校の得点の最短の道と言ってもいいでしょう!
【東邦高校のメンバーと個人成績】
選 手 名 | 打 順 | 守 備 | 試 合 数 | 打 数 | 安 打 | 本 塁 打 | 打 点 | 三 振 | 四 死 球 | 打 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
藤嶋 健人 | 4 | 投 | 17 | 58 | 22 | 5 | 24 | 6 | 11 | .379 |
高木 舜 | 7 | 捕 | 17 | 53 | 16 | 1 | 12 | 6 | 6 | .302 |
松本 凌也 | 3 | 一 | 17 | 53 | 24 | 1 | 10 | 3 | 15 | .453 |
鈴木 理央 | 8 | 二 | 10 | 14 | 4 | 0 | 4 | 1 | 5 | .286 |
小西 慶治 | 6 | 三 | 17 | 55 | 11 | 1 | 12 | 4 | 9 | .200 |
濱嶋 良明 | 2 | 遊 | 17 | 56 | 22 | 0 | 7 | 5 | 8 | .393 |
鈴木 光稀 | 1 | 左 | 17 | 66 | 35 | 0 | 11 | 4 | 11 | .530 |
石橋 裕太 | 9 | 中 | 17 | 52 | 18 | 0 | 8 | 4 | 2 | .346 |
松山 仁彦 | 5 | 右 | 17 | 50 | 21 | 4 | 23 | 9 | 13 | .420 |
和田 成永 | 内 | 12 | 33 | 13 | 0 | 8 | 1 | 11 | .394 | |
近久 輝 | 投 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
上原 虎太 | 捕 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | .500 | |
中西 巧樹 | 内 | 7 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | .500 | |
大月 隆治 | 外 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | |
牧 亮介 | 内 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
古橋 登 | 内 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ー | |
赤塚 慎平 | 内 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ー | |
大池 晃司 | 捕 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
最後に
東邦高校は、守備力も高く特にセンターラインが鉄壁といえます。鈴木理、濱島の二遊間は17試合の公式戦でエラーがわずか1!大会屈指の二遊間と言っても良いかもしれません。
また、キャッチャーの高木も二塁送球が2秒を切る強肩の持ち主で、エースを助けます。
非常に選手層の厚い東邦高校!タレントもそろっています。
投打にわたって高いレベルの成績を残しているだけに、89年以来の全国制覇も現実味を帯びてくるのではないでしょうか??
選抜では東邦高校に注目です!
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