おはぎとぼたもちの違いを知ってる?意外と奥が深いんです!
お彼岸のお供え物といえば
おはぎですね!
アレレ?ぼたもちでしたっけ?
どちらも正解ですよ〜(^^)
「おはぎ」も「ぼたもち」も実は同じ和菓子です。
ですが、春のお彼岸は「ぼたもち」で
秋のお彼岸は「おはぎ」という風に区別
されているのが一般的です。
名前が違う由来は何でしょうか?
今回は名前の違いだけではなく「つぶあん」と「こしあん」の違い
もまとめてみました!
春は「ぼたもち」秋は「おはぎ」の由来
春と秋で呼び方が違う理由はズバリ「季節の花」
が関係しています。
「ぼたもち」は漢字で書くと「牡丹餅」
「おはぎ」は漢字で書くと「お萩」
と書きます。
(左:牡丹の花 右:萩の花)
牡丹は春の花で、4月から5月に見頃を迎えます。
萩は秋の花で、7月から10月までが見頃の花です。
萩は「秋の七草」の一つでもあります。
春と秋のお彼岸の頃にそれぞれの花が見頃を迎える
ので、それぞれの花の形に見立てて呼び分けるように
なりました。
さらに厳密な違いを調べると、
ぼたもちは「牡丹の花のように大きく」
おはぎは、「萩の花のように、こぶりで長めの形で」
という大きさや形状の違いも考えて作られるということも分かりました。
結構こだわりがあるんですね(^^)
まだ違いがある!「つぶあん」と「こしあん」
おはぎとぼたもちには「こしあん」のものと「粒あん」のものがあるということをご存知の人もいると思います。
確かに、お店に行くとこしあんも粒あんも一年中
両方置いてあったりしますね(^_^;)
実はこれのも理由があって、「あんこ」の原料になる小豆(あずき)に
よって「こしあん」と「粒あん」に分かれていたんです。
春は粒あん・秋はこしあん
小豆の収穫は秋のお彼岸の頃とほとんど同じです。「おはぎ」には採れたての小豆を使うことが出来ますね。
その場合、新鮮な小豆は皮も柔らかいのでそのまま使えるので
「粒あん」が使われます。
一方、「ぼたもち」の場合は前年の秋に収穫された小豆を
使うことになり、小豆は収穫から時間が経っているので皮が硬く
なってしまっています。
そうすると、皮がついたまま「粒あん」にすると皮が硬くてボソボソ
してしまうので美味しくありません(^_^;)
だから、「春のぼたもち」のあんは皮を取り除いて作られる「こしあん」に
なるわけです。
今は、技術や品種の進化によっていつでも「粒あん」も「こしあん」も
作れるのであまり関係なくなってしまっていますが、昔はこだわりのある
ものだったんですよ(^^)!
最後に
「おはぎ」または「ぼたもち」は今ではいつでも食べられるのでそこまで食生活で特別な存在ではないかもしれません。
もしかしたら和菓子が好きな人でなければ滅多に食べないかもしれません。
だからこそ、「お彼岸」という日本古来の行事の時こそ
「ぼたもち」と「おはぎ」の違いににこだわってみても良いかも
しれませんね(^^)
そうすれば、一層美味しく感じられるかもしれませんよ(^O^)
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