小学生の夏休みの天敵・読書感想文の書き方2つのポイント!!
夏休みの宿題で一番最後に残りがちなものに
読書感想文があります。
読書感想文は夏休みの宿題の鬼門です(笑)
今回は「読書感想文の書き方」
についてポイントをまとめてみました。
小学生のお子さんを持つお父さん・お母さんがアドバイスする際の
参考になれば幸いです。
読書感想文を書くための2つのコツ
①本の選び方
・お子さんが興味をもったものにする。たいていの場合、読書感想文には”課題図書”というのがあります。
それをお子さんとじっくり眺めてみましょう。
この時、ぜひお子さんが「面白そう」とか「読んでみたい」と思った本
を選ばせてあげてください。
読書感想文は「お子さんの思ったことを表現する」ものです。
お父さん・お母さんが「こっちの方が子供のためになりそうだ」と
押し付けてしまってはいけません。
一番大切なことはお子さんが興味をもって読む事で「自分の意見や考えを」
持てるかどうかです。
また、興味のない本を読むことほど苦痛なことはありません。
ですから「お子さんの感覚」を優先してあげてください(^^)
②読書感想文の文章構成構成を先に決めておく。
次に文章の構成です。先に「どんなことを書くか」を頭に入れて読まないと読み終わって
も感想が「面白かった!」の一言で終わってしまいます。
せっかく頑張って読んでも今度は「書くため」に読み直さなくては
いけなくなってしまいますからまずはどういうことを書くのかを説明
してあげましょう。
先に書くべきことを知っておけば、本の内容の重要なところをメモに書いたり
出来ますし、目的を持って読むことでほんの内容が頭にも残りやすくなります。
基本的な読書感想文の構成は以下のとおりです。
①読んでみたいと思ったきっかけ
②本のあらすじ
③自分の考え
④まとめ
①読んでみたいと思ったきっかけ
読書感想文は意外と一文目が書けないものです。最初は「なぜこの本を読もうと思ったのか?」を書くようにしましょう。
自分で選んだのですから「理由」があるはずです。
本を選ぶ時に「なんでこれがいいの?」と聞いてあげればその時の答えが
そのまま感想文の書きはじめに使えます。
その理由から本を読んでみて「結果としてどう思ったのか?」という流れが
作れますからお子さんとしても書きやすいはずです。
②本のあらすじ
本のあらすじは長く書く必要はありません。本の内容を紹介する必要はないので、本の裏表紙や、
課題図書一覧などの本の説明文をお子さんの言葉で
書ければ大丈夫です(^^)
③自分の考え
自分の考えが一番メインになる部分です。本を読むことで得た「気づき」はもちろんですが、
「自分が思っていたことと本に書かれていたことの違い」
「自分の経験や環境と比較して思ったこと」
などを一つでも見つけられれば、そこから文章を膨らませることができます。
また「読んでいて『面白い』とか『そうなんだ』と思ったところを紙に書いておこうね。」
とアドバイスしておけばいざ書く時に情報源になるので便利です。
メモはポスト・イットなどの「ふせん」に残して本に貼ってておくと
読み返す時に楽ですのでオススメです!
【文章を膨らますためのポイント】
読みたいと思ったきっかけと、読んでみて思った考え方の違いや、
本の主人公とお子さん自身を比べてみて
「自分はこう思っていたけど・・・」
「自分だったらこうしたのに・・・」
という話を展開していくと意外と文章が書けます。
④まとめ
まとめは”結論”ですので長く書く必要はありません。「読んでみたいと思ったきっかけ」に対して読んでどう思ったか、
もしくは「③で書いた自分の考え」を最終的にまとめればいいのです。
「この本をよんで、Aと思っていたけどBと思った。だから僕も〇〇しようと思う。」
「この本をよんでやっぱりAということは良いこと(悪いこと)だと思った。」
という感じの文章で締めくくれればOKです。
最後に
文章構成の方法などは基本的にはいつまでも変わりません。先に結論を持ってくるかどうかの違いくらいです。
とりあえず読んでから作文を書くよりも、「書くことは何か?」
を意識して本を読んで作文を書くのとでは書きやすさが全く違います。
また、もしお子さんが作文に行き詰まってしまっていたら作文を
読んでみて「ここはどうしてこう思ったの?」など質問をしてあげると
文章を引き出してあげることも出来ます。
文章にするということは難しいですが、「質問に答える」 ということ
は日常的に行っているのでそこまで難しいことではありません。
お子さんは「読書感想文」という結構高いハードルに立ち向かっている
かもしれません(^_^;)
ぜひお子さんにアドバイスしてあげて「読書感想文は難しい」という意識を
取り払ってあげてください(^^)
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