海の日の由来!もともと7月20日だった理由!
日本は、海外に比べて休日の少ない国だといわれています(^_^;)
一年間で、2015年現在の祝日は、全部で15日。その中でも、海の日は平成になってから制定、施行された祝日です。
いろいろある祝日の中でも、比較的新しい祝日です。
学生さんは、ちょうど「夏休み」入るタイミングだったりするので、もしかしたらあまり意識しない祝日かもしれませんけど、社会人にとっては、土・日・月と3連休になる人もいると思います。
忙しい社会人にとっては、3連休はとてもありがたいですよね。
でも、「海の日」ってなんかぼんやりとしていて、「なんで休みになったの?」って疑問に思いませんか??
そこで、今回は「海の日の由来」についてお伝えしたいと思います。
海の日の由来!7月20日に歴史あり!
現在の海の日は、毎年7月の第3月曜日です。2015年は、7月20日、2016年は7月18日です。
ちょうど、今年(2015年)の海の日は、7月20日で、本来の「海の日」の日付と同じなんです。
海の日が休みになったのは、平成7年(1995年)です。この時は、海の日は7月20日と決まっていました。
なぜでしょう?
海の日の趣旨は、「海洋国日本のさらなる発展を願う」といった意味のある日です。
ですが、ただなんとなく7月20日にしたのではなく、ちゃんと海に関する歴史的な出来事があった日です。
それは、明治時代はじめ。明治9年7月20日にさかのぼります。
この日は、
「明治天皇が、船で青森、函館をへて、無事横浜に帰ってきた日」
なのです。
「天皇陛下が船で移動するのがそんなに珍しいことなの?」と思うかもしれませんが、この時は特別なんです(^^)
この時に乗った船は、「明治丸」という灯台巡視船で、明治天皇が初めて乗られた「軍艦ではない船」なんです。
ちなみに、この明治丸、現存しています!
現在は、重要文化財に指定され、東京海洋大学に保存されています。
当時の天皇陛下は、今とは違い、国の最高権力者であり、軍事においても最高司令官(元帥)でした。
そんな天皇が、軍艦以外の船に乗ることは、歴史的な出来事だったのです。
事実、それを記念して、祝日ではなかったものの7月20日は「海の記念日」として昭和16年に制定されていたという歴史があります。
それが、21世紀に入り、7月の第3月曜日に変更になりました。
海の日が7月第三月曜になったのはいつから?
海の日が、7月20日から、7月の第3月曜日に変更になったのは、2003年の事。
「ハッピーマンデー制度」が海の日に採用されました。
ハッピーマンデー制度とは、「祝日を定める法改正」のことです。
第一弾は平成10年(1998年)で。に成人の日を1月15日だったものを、1月の第2月曜日移動させ、さらに、体育の日が10月10日だったものを10月の第2月曜日に移動させるということを決めました。
実際に、祝日が移動したのは平成12年(2000年)です。
そして、第2弾として、海の日、敬老の日が平成15年(2003年)に月曜に移動しました。
職業柄、「ハッピーマンデー」の恩恵はほとんど受けていませんが・・・(^_^;)
連休が増えることは、嬉しい人も多いのではないでしょうか??
祝日のない月は何月??
最後に、日本の祝日って少ないとは言え、意外と毎月なにかしらの祝日があったりしています。でも、祝日がない月はあります。
それは、6月と8月です。この月は祝日はありません。
しかし、平成28年(2016年)から8月11日が、「山の日」として祝日になります。
これで、6月が唯一祝日のない月になります(^_^;)
今後、6月に祝日が制定される日は来るのでしょうか・・・
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