夏の大三角形の観察のコツ!道具ではなく場所と時間が大切!
天体ファンの人はもちろんですが、夏の大三角形は学校の宿題や夏休みの自由研究の題材として選ばれるなど、とにかく有名です(^^)
それは、やっぱり見つけやすいからです。
冬のオリオン座と並んで見つけやすい星座の代表的な存在です。
でも、夏の星座って意外と見つけにくいものです(^_^;)
そこで、今回は夏の大三角形を見つけるためのコツをまとめました!
夏の大三角形を見つける4つのポイント
①晴れた夜が絶対条件!
まず一番大切なのは天気です。雨や、曇で見えないというのはもちろんですが、冬と違って夏は空気が湿っています(湿度が高い)。
教科書や写真で見る星座や夏の大三角形など、星の光は思っているよりも弱いもの。
夏の大三角形の星、ベガ、アルタイル、デネブは全て一等星なので見つけやすいのですが、うす〜く雲がかかったり空気中の湿度が高かったりすると見えないこともよくあります(汗)
一回で見つけられなくても諦めずに、数日間観察することがポイントです。
②観察は、月が新月の日がベスト!
月は、思っているよりも明るいです(汗)月明かりで影が出来るくらいですからね(^_^;)月明かりで、か弱い星の光が見えなくなってしまうなんていうことも十分あります。
満月よりも半月、半月よりも三ヶ月、三日月よりも新月と、当然月の光が弱い、もしくは全く無い夜がオススメです。
ちなみに、2015年8月に新月になる日は、14日・15日です。
この前後3日間くらいが観察しやすいです(^^)
③時間は夏休みなら夜の8時頃から10時頃がベスト!
観察する時間は夜の8時ごろから10時頃がオススメです。夜7時時ごろが、教科書や写真で紹介されることの多い、三角形になっているのですが、もしかしたら日没後間もないので十分に暗くなっていない可能性があります。
ですから、確実に暗くなる8時以降がいいでしょう。
夏の大三角形は、8月10日頃の夜8時であれば、ほぼ東に位置していますので方角も合わせやすいです(^^)
イメージ的には少し、三角形が右側(南側)に傾いた感じです。
また、夏の大三角形は思っているよりも大きいです(汗)
写真で見るとどうしてもすぐ近くにあるようなイメージですが、実際は広い空に大きく輝いてます。
できるだけ広い範囲を見渡すようにしましょうね(^^)!
④できるだけ明かりのないところへ行こう!
そして最後は、街頭やビルの明かりなどが、できるだけ少ない所に行くというのがポイントです。やはり、街なかよりも河川敷などが見やすいですし、もっと言えば、山の方が見やすい環境です。
「子供だからいけない・・・」というのであれば、お父さんやお母さんに相談してみましょう(^^)
また、海や山などに旅行などに出かけているのであれば、観察するチャンスかもしれません!
そして、周囲の明かりが暗くなったら、最後の最後は「自分の目を暗闇に慣れさせる」ということも忘れずに!
人間の目は、明るい場所から急に暗い場所に移動すると、最初は何も見えませんよね?
星空も、お家から出てすぐに星空を見上げても、目が慣れていないので星が見えません(汗)
すぐに「見えないや!」と言わずに、10分ぐらいは目を暗闇に慣れさせてからじっくり星を探しましょう!
夏場は、外にいると蚊に刺されてしまったりするので、虫除けスプレーなどでの対策も忘れないようにしてくださいね(^^)
無事に、夏の大三角形が見つかるといいですね!
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