除湿機の効果!夏に除湿機は効率が悪い?奥様必見の使い分け。
除湿機は、梅雨の季節や雨の日にはとても助かるものです(^^)
洗濯物の乾きも良くなりますし、気温がそれほど高く無ければ、ジメジメ・ムシムシして不快に感じる室内でも、除湿をするだけで、快適になります!
除湿機は、エアコンに比べて電気代も安いので、上手に使うことで、ムダにエアコンを使わないで済むので、電気代の節約にもつながります(^^)
ですが、真夏を除湿機で乗り切ることはできるでしょうか?
夏場は、湿度も高いですが、気温も高くなりますよね?
「除湿しても、暑ければ意味が無いのでは?」
と思うのではないでしょうか?
そこで、除湿機だけで乗り切れるのは気温何度までくらいなのかを調べてみました。
除湿機で行けるのか?それともエアコンを使わないとダメなのか?の分かれ目は一体何度でしょう?
快適に過ごせる気温と室温の組み合わせは?
夏にお部屋で快適に過ごせる温度と湿度は、一般に温度が25度〜28度、湿度が55%〜65%という条件がそろっている時と言われています(^^)温度と、湿度の組み合わせによって、「不快指数」というのを導き出すことができます!
もしかしたら、あなたも「不快指数」という言葉をを聞いたことがあるのではないでしょうか?
不快指数を求める計算式は
不快指数=0.81T+0.01H✕(0.99T-14.3)+46.3
となり、Tは乾球気温(いわゆる空気の温度)でHが湿度です。
はい、意味不明です(笑)
不快指数は以下のように分類されていて、この意味不明な式から導き出される数値を当てはめて考えます。
不快指数 | 人間の感覚 |
---|---|
〜55 | 寒い |
55〜60 | 肌寒い |
60〜65 | 何も感じない |
65〜70 | 快適 |
70〜75 | 暑くない |
75〜80 | やや暑い |
80〜85 | 暑くて汗がでる |
85〜 | 暑くてたまらない |
この表の「快適」である指数に当てはまる数値が、分かれば不快指数の公式から、「除湿機で耐えられる限界の気温」が分かります。
20度、25度、30度で、「不快指数が65になるためには湿度が何%になればいいのか?」というのを計算してみました。
【1】気温20度の時
不快指数65にするための湿度は、計算上では湿度は何%でも快適な数値に収まります。ありえませんが、湿度が0%でも、100%でも、計算上は快適な数値がでます(笑)
【2】気温25度の時
夏日と言われる境目の気温25度の場合で、不快指数65前後にするための湿度は、32%以下となります。理論上は成り立ちますが、湿度32%と言うのは、実際には「乾燥注意報」が発令される湿度です。
健康的とは言えないですよね(汗)
【3】気温30度の時
もう、25度でわかっていまが、30度の時に不快指数を65前後にするためには・・・湿度0%でも無理です(^_^;)
以上の様に、「除湿機にするか?エアコンにするか?」の分かれ目は25度以下にあります。
室内の理想的な湿度は55〜65%ですから、この湿度で快適な数値を保てるのは23〜4度までです。
除湿機の弊害も忘れてはいけない !
計算上は25度以下であれば、なんとかなりそうですよね?ですが、現実はもっと複雑です(^_^;)
第一に、除湿機には効果的に除湿できる部屋の広さの限界があります。
ハイパワーな除湿機であれば、鉄筋の建築で40畳・木造建築で20畳なんていうものもありますが、価格も3万円〜5万円するので、考えものです。
通常の、人気のある価格(1万5千円以内)の機種は、鉄筋14畳・木造7畳というのが一般的な除湿可能な広さの限界です。
この数字も、もっとも理想的な状況でのものですから、実際にはもっと狭い範囲しか除湿できません。
また、「狭い部屋ならいけるのでは?」と思うかもしれませんが、それはそれで考えもの。
第二の弊害として、除湿機は、湿気を取り除いた冷たい空気を出してくれますが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に熱を発します。
モーターなどが回ることで機械が出す熱をはき出すわけです(^_^;)
狭い部屋だと、湿度も下がりますが、気温が余計に上がる事もあります。
軽いサウナ状態になってしまうわけですね(汗)
洗濯物を乾かすのには良い環境ですが、人間が過ごす環境としては厳しいですよね?
ですから、気温が25度に近い時は、素直にエアコンをつけた方が、きちんと冷えるのでムダがありません。
どんなに、除湿機の電気代がエアコンよりも安くても、一向に快適にならないのに動かしておいては電気代のムダにしかなりません。
むしろ、「お金を払って不快な環境に自分からしている」と言ってもいいかもしれませんね(汗)
最後に
除湿機は、あくまでも湿気を取り除くことが目的なので、エアコン(冷房)の代わりにはなりません(^_^;)梅雨の時期も、気温が高い日は、エアコンをつけて快適に過ごしたほうが身体にはいいわけです。
エアコンは、暑い湿った空気を室外に出して、冷えて湿気の少ない空気を室内に送り込むので、除湿効果もあります。
電気代が気になる方は、設定温度を高め(28度程度)にして、扇風機やサーキュレーターを併用して、空気を循環させる工夫をしたり、「冷えたらつけっぱなしにしないでこまめにエアコンを止める」などしたほうが、電気代の節約と快適な生活を両立させることができます。
電気代を気にしすぎて、熱中症になってしまったりしては元も子もありませんから、我慢せずにエアコンを上手に活用しましょう!
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