熱中症対策に適した飲料(飲み物)と効果倍増ポカリの作り方!
7月も半ばになってくると梅雨明けを待たずに気温がぐんぐん
あがってきますね(^_^;)
ここ数年、気温の上昇が激しく夏になれば必ず耳にするのが
熱中症ですね。
毎年、熱中症で亡くなる方がいらっしゃるので、みなさんも
熱中症に対する意識が高くなってきていると思います。
そこで今回は熱中症対策について
- 熱中症対策に適した飲み物ベスト2
- さらに効果的なオリジナルポカリの作り方
熱中症は若い人でもお年寄りでもなってしまうとても危険
なものですから、ぜひ今年も熱中症対策は怠らないようにしましょう。
熱中症対策に適した飲み物ベスト2
ではまず、熱中症に適した飲み物ですが、ズバリ以下の2つです。No.1 ポカリスエット
No.2 アクエリアス
「なんだ、これかよ!」と思った方もいると思いますが、この2つの
スポーツドリンクは科学的・医学的に見ても水分補給に最も適しているという
しっかりとした根拠があるんです。
なぜこの2つがベストなのか?
ポカリスエットとアクエリアスがすごい理由
ポカリスエットもアクエリアスも「アイソトニック飲料」と呼ばれる飲み物です。「アイソトニック」とは簡単に言うと「体の中の体液に近い成分で出来ている」
ということです。
特にナトリウム(塩分)の含まれる量が汗に含まれるナトリウムの濃度に
ほとんど合わせて作ってある点が凄いんです。
このナトリウムの量は厚生労働省が示した基準で40mg/100mlとされています。
(食塩水で考えると塩分濃度が0.1%〜0.2%が良いとされています。)
ペットボトルや缶の成分表を見てみると・・・
これに対してポカリスエットは49mg/100ml
同じくアクエリアスは40mg/100mlとなっています。
ちなみにポカリスエットなどに似た医薬品があります。
それは「点滴」です。
風邪が重症だったり、ケガや病気で入院した経験のある人は点滴をうってもらった
事があると思いますが、点滴もその時体に必要な体液に近い成分を補充して体の
バランスを整えるものです。
だから、アクエリアスやポカリスエットは体に必要な成分を飲んで摂取できる
ちょっとした薬みたいなものなんです。
汗は水ではないですよね?
暑い時には当然ですけど汗をかきますよね?
汗をなめたことがある人はたくさんいると思いますけど、「しょっぱい」ですよね?
これは、体の中から汗として水分以外にも塩分が出ていってしまっているということなんです。
ポカリスエットやアクエリアスには体内の成分に近い量の塩分が含まれているので、
のどの渇きをうるおしてくれるだけでなく、体に必要な成分も取り込むことができる
から凄いんです。
そして、ポカリスエットやアクエリアスは甘みがありますよね?
これは当然ですが糖分が含まれているからです。
実は糖分は「水分や塩分を体に吸収させやすくする」為の役割を持っているんです。
もちろん「美味しく飲みやすくするため」にも甘みは必要ですけど、
ポカリスエットやアクエリアスの味も考えに考え抜かれたものなんですよ!
熱中症になる原因
ちなみに、あなたは「なぜ熱中症になるか」原因をご存知ですか?なぜ熱中症になってしまうかがわかればポカリスエットやアクエリアス
で水分を補給することがなぜ有効かよりわかると思います。
熱中症になるメカニズム
日本の夏は高温多湿ですよね。熱中症はまずこの湿度が関係しています。汗は、汗をかいて汗が蒸発することで体から不要な熱を取り除いてくれるという
役割があります。しかし、湿度が高いと蒸発することができなくなってしまうんです。
こうなると何が起こるか?
汗として、水分や塩分といった体に必要な成分が出るだけ出て行ってしまうので
体内のバランスが崩れて、体温が上がりっぱなしになってしまいます。
これにより、めまいや頭痛、吐き気、そして重症になると筋肉が痙攣してしまったり
最悪の場合は意識障害が出てしまったりするんです。
水ではダメな理由
もう、ここまで読んでいただいたあなたなら気づいていらっしゃるかもしれませんが、水だけ飲んでもダメな理由は
「水分だけで塩分や糖分が含まれていないからです。」
実際に、いくら水を飲んでもそのままでは吸収されにくいのですぐに尿や汗となって
体外に出されてしまうんです。
のどのかわきはうるおされますが、体に必要な水分はほとんど吸収できないんです。
だから、汗として水分と一緒に出て行ってしまう「塩分」と水分と塩分の体への
吸収を助けてくれる糖分が含まれたポカリスエットやアクエリアスが水よりも
効果的なんです。
効果的なオリジナルポカリの作り方
1.ポカリもアクエリアスも薄めれば最高の水分補給飲料に!
ひと手間加えるわけ
ポカリスエットもアクエリアスもそのままでも十分効果的に水分補給できるんですが、一つだけ「もっと吸収をよく出来るポイント」が有るんです
それは、糖分です。
ちょっと甘すぎるんですね。
実は、糖分は水分や塩分の吸収を助けると言いましたが多すぎると
水分や塩分の吸収を遅くしてしまうという事実があるんです。
水分補給に適した糖分の割合は5%以下が良いそうです。
参考サイト:MFT.jp
ポカリスエットや、アクエリアスには「糖分」という表記がありませんが
「炭水化物」=「糖分」です。
これを元に糖分の割合を計算してみると
ポカリスエット:6.7%
アクエリアス :4.7%
です。アクエリアスのほうがさっぱりしていて飲みやすいと感じる人が
多いのはこういった所の違いかもしれませんね。
ポカリスエットは、そのままだと5%の基準を越えてしまっています。
アクエリアスは5%以内に収まっています。
正直、そのまま飲んでも問題ないんですが、
水で薄めるとより効果的に吸収できるようになります。
先ほどのMFT.jpの参考にもあるように等の糖の濃度が2.5%程度が
最も吸収率が高くなるので水で2倍に薄めるとそれぞれベストに
近い糖の濃度になります。
薄める時の注意点
この時注意しないといけないのは、糖分が薄まるということはナトリウムも薄まってしまいます。ただ薄めるだけでは逆効果
になってしまいます。
それを解決する方法はカンタンです!
ひとつまみ「食塩」を入れましょう。
ポカリスエットの場合塩分濃度は約0.1%です。
ですから500mlのポカリを倍の1リットルに薄めると
塩分濃度が0.05%になってしまうので、
1000mlになったポカリスエットに対して1〜2gの
食塩を入れればOKです。
糖分が薄くな分美味しくなくなるかもしれませんが
効果は抜群です。
スポーツ選手などがそのままではなく薄めて調整して
飲んでいるのはこういったところに理由があるのです。
2.水分補給はのどが渇く前に。
水分補給は20分〜30分おきなど定期的にとるようにしましょう。「のどがかわいた」と感じるということはすでに体から
水分が足りなくなっているという証拠です。
できるだけこまめに水分はとるようにしましょうね!
まとめ
以上が、熱中症対策に適した飲み物と効果的な飲み方でした。毎年夏の気温は30度は当たり前、35度も珍しくありません。
熱中症にはいつ誰がなってもおかしくないのが今の日本の夏です。
熱中症は命にかかわる危険なものですから、ぜひマイボトルなどに
いつでも水分補給できる準備をして、健康に夏を乗り切りましょう!
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