2016年選抜高校野球!大阪桐蔭の戦力分析とメンバーまとめ
今回は、意外や意外に12年ぶりに2015年の秋季近畿大会で優勝を飾りセンバツ出場を決めた
大阪桐蔭高校
の戦力分析とメンバーについて紹介したいと思います。
もはや説明不要とも言える大阪の強豪校である大阪桐蔭は今回で8回目の選抜出場となります。
大阪桐蔭はOBに阪神の藤浪投手、西岡選手、西武の森智哉選手、中村剛也選手、日本ハムの中田翔選手などなど数々のプロ野球選手がおり、もはや説明不要と言ってもいい位の全国屈指の強豪校です。
今年もプロ注目選手をはじめ粒ぞろいの選手が揃っており、2012年以来の選抜制覇にも期待が持てます(^^)
大阪桐蔭高校の戦力分析!
投手力
まず投手陣で注目したいのはやはりエース左腕の高山投手です!昨年秋のに行われた明治神宮大会では最速150キロをマークし注目度が一気に高まった投手です。
ストレートはもちろんスライダー、カーブ、スプリットといった変化球も操りすべての球で勝負に行けるのが強みです。
新チーム以降の公式戦では10試合に登板し、63回を投げ防御率は1.70と安定感は抜群で現時点では絶対的エースと言ってもいいでしょう!
また、あとに控える投手陣も充実しているのが大阪桐蔭の強みです。
2番手の左腕・岩本投手ストレートと変化球を巧みに操りゲームを作ることができますし、新二年生の香川もコーナーを丁寧につくピッチングが持ち味の成長株です!
普通ならばこれでじゅうぶんといえるくらいですが、さらにはストレートに球威のある長身右腕・徳山、技巧派の左腕井上と控えており、場合によっては実に5人以上の投手が出番を待つという層の厚さで甲子園に臨みます。
【150キロで締めくくる!神宮大会での高山投手のピッチング!】
【大阪桐蔭投手陣の公式戦成績】
選 手 名 | 試 合 数 | 完 投 | 完 封 | 投 球 回 数 | 被 安 打 | 奪 三 振 | 与 四 死 球 | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
高山優希(3年) | 10 | 6 | 0 | 63 2/3 | 47 | 58 | 31 | 14 | 12 | 1.70 |
岩本悠生(3年) | 6 | 1 | 0 | 28 1/3 | 17 | 35 | 12 | 11 | 8 | 2.54 |
香川麗爾(2年) | 4 | 2 | 2 | 12 1/3 | 13 | 9 | 2 | 5 | 5 | 3.65 |
徳山荘磨(2年) | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0.00 |
井上大輔(2年) | 1 | 0 | 0 | 2/3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
打撃力
さて、打線の方はと言うとこちらも強力!昨年からのレギュラー選手の1番・中山、二番・永広、3番・吉沢を中心とし公式戦でのチーム打率は.380と好成績を残しています!不動の1番・中山選手は昨年の選抜でもトップバッターを努め、シュアなバッティングが持ち味で打率は.434とハイアベレージ。守備はショートで攻守にわたってチームの中心となります。
二番の永廣選手も.491と当たっており、広角に打ち分ける攻撃的なつなぎでクリーンナップへのチャンスにつなげていきます。
そして3番の吉沢選手も.375とこちらも好打者。勝負強い打撃には要注目です。
例年のような強打者はいないと言われるものの、この中心の3選手が打線に火をつければ、一気に畳み掛ける穴のないハイレベルな打線が見ものです。
新チームから4番を打ち17打点とチーム2位の成績を残している三井選手の長打力にも期待です。
【思わず見失う?!主将・吉沢選手の一発!】
【大阪桐蔭高校のメンバーと個人成績】
選 手 名 | 打 順 | 守 備 | 試 合 数 | 打 数 | 安 打 | 本 塁 打 | 打 点 | 三 振 | 四 死 球 | 打 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
高山 優希 | 8 | 投 | 10 | 25 | 5 | 0 | 5 | 8 | 1 | .200 |
栗林 佑磨 | 6 | 捕 | 14 | 47 | 17 | 2 | 17 | 2 | 4 | .362 |
古寺 宏輝 | 5 | 一 | 14 | 42 | 23 | 0 | 18 | 2 | 14 | .548 |
永廣 知紀 | 2 | 二 | 14 | 55 | 27 | 1 | 16 | 0 | 6 | .491 |
吉沢 一翔 | 3 | 三 | 14 | 48 | 18 | 1 | 14 | 7 | 13 | .375 |
中山 遥人 | 1 | 遊 | 14 | 53 | 23 | 1 | 12 | 2 | 12 | .434 |
三井 健右 | 4 | 左 | 14 | 49 | 16 | 0 | 17 | 2 | 6 | .327 |
川中 龍太郎 | 9 | 中 | 11 | 28 | 10 | 0 | 2 | 4 | 8 | .357 |
越智 泰弘 | 7 | 右 | 13 | 44 | 12 | 0 | 9 | 5 | 9 | .273 |
岩本 悠生 | 投 | 6 | 8 | 3 | 0 | 4 | 0 | 2 | .375 | |
香川 麗爾 | 投 | 3 | 6 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | .500 | |
岩本 久重 | 捕 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | |
大石 航輝 | 外 | 4 | 7 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | .143 | |
森 太一 | 外 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
松山 心 | 内 | 5 | 8 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | .250 | |
徳山 荘磨 | 投 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ー | |
井上 大輔 | 投 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ー | |
島野 凌多 | 内 | 4 | 6 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | .333 |
最後に
大阪桐蔭と言うと”圧倒的な強さ”というイメージが有りますが、昨年秋の成績を見ると、大勝はいがいに少なくどちらかと言うと粘りのチームとも言えます。近畿大会の愁傷までの道のりも接戦が多く、神宮大会でも1点差で惜敗の準優勝とどこか勝ち切れないという印象さえあります。(十分強いのに強豪校の宿命でしょうかね 汗)
ですが、ここで紹介した成績はあくまで昨年秋の成績。
冬のトレーニングは高校生を大きく成長させますので、春の大阪桐蔭に対する期待は大いにしてもいいといえるのでは無いでしょうか!
王者の野球に期待です!
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