台風の進路は季節で変わる!夏から秋にかけて台風が多い理由。
日本では8月から9月にかけて
台風が多くなりますよね?
台風自体は1年を通して発生していますが
上陸するのは8月9月とほとんど決まっています。
もちろん時には前後にズレるという時もありますが・・・
統計的にも8月、9月に上陸する台風が明らかに多いんです。
これってなぜなんでしょう?
今回は、台風の進路の不思議について調べてみました。
夏から秋は台風が異常に多い。
統計で見る台風の上陸数
まずは8月、9月にどれだけ台風が多いか(上陸しているか)を統計的に見てみましょう。
下の表は気象庁のデータを参考に1951年〜2013年までの
台風の上陸数をまとめたものです。
1951年〜2013年までの台風の上陸数
7月 | 8月 | 9月 | 10月 |
---|---|---|---|
28 | 63 | 60 | 14 |
8月、9月が爆発的に上陸数が多くなっていますよね?
台風の特異日
また、過去に甚大な被害をもたらした台風を見てみてみると興味深いことが分かりました。
- 洞爺丸台風 9月26日
- 狩野川台風 9月27日
- 伊勢湾台風 9月26日
- 第二室戸台風 9月16日
- 第三宮古島台風 9月24日
9月16日、26日に集中しているのがわかるでしょうか?
これは”特異日”といわれ、偶然とは思われないほどの
高確率で台風が上陸しているんです。
これに関しては科学的な証明が出来ていません(^_^;)
これは天気の謎と言っていいでしょう。
日本に台風が来るのはなぜ?
進路が決まる法則は?
台風の進路には太平洋高気圧と偏西風が大きく影響しています。まず、台風の特徴として太平洋高気圧にそって北上するという
性質を持っているんです。
8月の夏場は沖縄や九州に上陸しその後は
中国大陸に抜けていくパターンが多いのですが、
これは日本列島(本州)を覆うように太平洋高気圧
が張り出していてなかなか台風がやって来れないんです。
そして、秋になると今度は太平洋高気圧が弱まり
日本列島から太平洋の方へ離れがちになっていきます。
こうなってくると太平洋高気圧の”へり”が日本列島の
すぐそばになるので、今度は九州以北の本州に向かって
北上しやすくなるんです。
さらに、この時期になると偏西風(上空で吹いている西から東へ向かって吹く風)
の影響も受けやすくなり、スピードにも乗って西から東へと
日本列島をぐるっとなぞるような動きを見せるようにもなるんです!
台風のルートの参考サイト:tripadvisor
太平洋高気圧と偏西風に台風の動きは大きく影響されているんですね(^_^;)
台風は秋のほうが厄介?
また、台風は秋のほうが厄介と言われてもいます。それは、「秋雨前線」の存在によるものです。
秋雨前線は梅雨のように日本列島付近に停滞して
一定期間雨を降らせるわけですが、台風が来ると
それに刺激されて各地で大雨を降らせる事があります。
梅雨の時期に気の早い台風が来てもやはり梅雨前線を
刺激して大雨を降らせたりもしますよね(^_^;)
この理由も同じなんです(汗)
最後に
台風だけでなく、気象に関する現象は人間の力ではどうにも出来ないものです。
まさに神の領域ですね(^_^;)
私達にできることは、万が一に備えて
万全の体制を取ることです。
万が一の時は天気予報や、自治体の支持に
したがって速やかに行動することを心がけ
ましょう!
また、日頃から防災グッズの点検をするなども
大切ですね!
うっかり使用期限が切れてしまっていた!!!
ということもないわけではありませんので・・・
それでは今回は以上です。
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