ゴールデンウィークの語源の由来!NHKが使わない理由は?
日本で、唯一と言ってもいいくらいに「ゴールデンウィーク」 という言葉を使わないテレビ局。
それがNHKです。
テレビだけでなく、様々なメディアでも、日常生活の中でも「ゴールデンウィーク」という言葉が飛び交っているのに何故なのか・・・?
理由は、「ゴールデンウィークの語源」にあるようです(^_^;)
今回は、「ゴールデンウィークの語源」と「NHKが”ゴールデンウィーク”と言わない理由」をお伝えします!
ゴールデンウィークの由来は、夜7時から10時がヒント!
特にテレビで耳にすることが多いと思うのですが、ゴールデンタイムという言葉を聞いたことがあるという人は多いはず。実は、ゴールデンウィークとゴールデンタイムには関わりがあったんです!
ゴールデンウイークという言葉が初めて登場したのは、昭和26年(1951年)と言われています。もう、60年以上の歴史がある言葉なんですね(^^)!
ゴールデンウィークという言葉が誕生した由来は、
「今のゴールデンウィークに当たる期間に上映した映画が大ヒットした!」
というもの。それまでは、お正月やお盆が映画の稼ぎ時と思われていたので、映画会社もビックリ!
これに、気を良くした映画会社の偉い人(専務らしい)がこう思います。
「今後も、映画を5月の連休の時期にたくさん見てもらいたい。」
そこで、ラジオでもっとも聴く人が多かった時間(夜の7時から10時頃)を示す言葉であった、「ゴールデンタイム」にあやかって、ゴールデンウィークと名づけたのです!
ゴールデンウィークって映画業界が発祥だったんですね!
テレビが普及するのは、まだ先の頃だったので、「ラジオにあやかって」というところに歴史を感じますね(^^)!
ゴールデンウィーク誕生までのあらすじ
- 映画を、今のゴールデンウィークに当たる時期に上映して大ヒット!
- 映画会社大喜び!
- 今後も、5月の連休に映画を見てもらえるようにインパクトのある名前をつけよう!
- ラジオのゴールデンタイム(夜の7時から10時)にあやかって、5月の連休をゴールデンウィークと命名!
NHKって気を使っていたんですねぇ
これまでに、説明したような経緯から「ゴールデンウィーク」という言葉が誕生しました(^^)この言葉が誕生して以来、どんどんと日本人の間に定着して、ゴールデンウィークと言ってわからない人はいない位になっています。
ですが、NHKはニュースなどを含めて、あらゆる場面で「ゴールデンウィーク」という言葉は使わないようにしています。
NHKはゴールデンウィークのことを、頑固なまでに「大型連休」や「春の大型連休」と表現しています。
これは、NHKが公共放送であることが影響しています。
NHKは民放テレビ局とは違い、もっとも大切なことは「番組の内容の公共性」です。
具体的には、
- 政治的・商業的に公平であること。
- あらゆる人々に役に立つこと。
- 様々な意見がある問題などはできるだけ多く取り扱うこと。
こういったことが求められます。
そういった考え方から、「ゴールデンウィーク」という言葉を使うことは、「映画業界の宣伝にもなりかねない。」と考えられたわけです。
ゴールデンウィークにかかわらず、NHKの場合は、例えばジュースの缶でさえも、ラベルを隠したりして、特定の企業の宣伝にならないようにしています。
「なんでわざわざ隠してるんだろう?」
って思ったことがある人も多いのではないでしょうか?
また、ゴールデンウィークと言っても、全ての日本人が休日になるわけではありません。
私もそうですが、ゴールデンウィークなどの連休が繁忙期になるお仕事もたくさんあります。
そういった人にとっては、決して「ゴールデン」で楽しい連休とはいえないこともありますよね(^_^;)?
私にとっては、長く苦悶の一週間でしたし・・・(笑)
そういった点から見ると、「ゴールデンウィーク」という表現は「公平ではない」とも言えますよね?
「俺は、ゴールデンじゃない!」という苦情が、NHKに来たことがあるのかどうかは分かりませんが、個人的にちょっと興味深いです(^_^;)
ということで、NHKは公共放送という立場から、ゴールデンウィークという言葉を使うことを控えているわけです。
全ての人に、気を使っているわけですね(^_^;)
最後に
以上が、ゴールデンウィークの語源と、NHKが使わない理由でした。ゴールデンウィークの語源は、意外な所にあると感じたのは、私だけではないはずです(^^)
言葉に、歴史ありですね!
ゴールデンウィークがお休みの人も、お仕事の人も、事故やトラブルの無いように、お気をつけてお過ごしください!
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タグ:ゴールデンウィークの由来, 春の大型連休