土用の丑の日!2015年はいつ?本当はうなぎをもっと食べられる!?
今年(2015年)の土用の丑の日の日にちについて紹介します。
その前に、「土用」とは?「丑の日」とは?といった、土用の丑の日の日にちの決まり方についても、わかりやすく説明もしたいと思います(^^)!
土用の丑の日の”土用”って何?
土用の日とは一日を指すものではなく、期間を指します。中国生まれの陰陽五行説が使われているのですが、陰陽五行説とは、世の中全てのことは、木・火・金・水・土の5つの要素から成り立っているという考え方です。
この説では、色や方角、時間など色々なものが五行に当てはめられていますが、季節もそうなんです。
春は「木気」、夏は「火気」、秋は「金気」、冬は「水気」に割り当てられています。
五行説の木・火・金・水、そして最後のひとつが「土気」です。
土気は「春・夏・秋・冬」どこにも属さない、季節の変わり目のことで、立春・立夏・立秋・立冬の前、18日間が「土気」に属します。
つまり、これが「土用の日」。
18日間×4になるので、日本には年間に土用の日が72日あることになります。
また、ややこしいことに、立春・立夏・立秋・立冬の日にちは毎年変わります。
一般的には”定気法”という方法に基づいて決められていて、2015年の立春・立夏・立秋・立冬は以下の日にちになります。
・2015年の立春・立夏・立秋・立冬
- 立春 2月4日頃
- 立夏 5月5日頃
- 立秋 8月7日頃
- 立冬 11月7日頃
この前、18日間が土用の丑の日にも使われている「土用」の意味です。
土用の丑の日の”丑の日”って何?
丑の日の丑とは、子、丑、寅…干支の「丑」(うし)のことです。カレンダーの日付の部分に干支が書かれているものがありますよね?
この「丑」の日のことを指します。
クリックで拡大
単純に計算すると、丑の日は12日に1回訪れることになりますよね。
そのため、1回の土用のうち、2回丑の日が訪れることもあるわけです。
鰻(うなぎ)を食べる習慣のある土用の丑の日
土用の丑の日とは、立秋前の土用の丑の日を主に指します。鰻(うなぎ)を食べる習慣があるのも、この”土用の丑の日”で、立春、立夏、立冬前の土用にも丑の日があります。
でも、夏以外は鰻(うなぎ)を食べる習慣はおろか、土用の丑の日を気にする人も少ないです。
あなたも、「えっ!そうなの?」と思ったかもしれませんね(^^)
鰻(うなぎ)というと、夏バテに良いイメージがあるため、私はてっきり夏が旬の食べ物?と思っていたのですが、本当は逆で、鰻(うなぎ)の旬は本来、「冬」なんだそうです。
「じゃあ、なぜ、立秋前の夏の土用の丑の日に食べるの?」
ってことになりますが、これは、冬の時期しか売れなかった鰻(うなぎ)の販促だと言われています。
この販促を始めたのは、江戸時代に”エレキテル”を発明した、平賀源内のアイディアだという説もあります(^^)
先ほど、「夏以外の他の土用の丑の日には鰻(うなぎ)を食べる習慣が少ない」と書きましたが、デパートや、スーパーなどでは、他の土用の丑の日にも、うなぎフェアなどを行っているのを何度か見掛けたことがあります。
こういった昔からの販促が、風習を根付かせたのでしょう。
2015年、土用の丑の日はいつ?
2015年、一般的に鰻(うなぎ)を食べる習慣が根付いている、夏の土用の丑の日は、7月24日と、8月5日になります。クリックで拡大します。
今年は2回、土用の丑の日が訪れるんです。
よくよく考えれば、「毎年7月下旬にうなぎを食べてるなぁ」というイメージの方が多いかもしれません。
2014年の土用の丑の日は1回だったので、今年は2回鰻(うなぎ)が食べられるかも知れませんね(^^)!
ちなみに、他の土用の丑の日についても紹介します。
2015年 夏以外の土用の丑の日
- 冬 1月13日、1月25日
- 春 4月19日
- 秋 10月28日
あと、気になるのは今年の鰻(うなぎ)の価格についてですね…。
鰻の稚魚(シラスウナギ)の漁獲量によって決定するらしいのですが、日本にて養殖されるはずだったシラスウナギの輸出が出来なくなるなど、鰻の養殖はかなり痛手を負っていることが分かっています。
折角の土用の丑の日なのですから、出来れば、安く食べられたら良いのですけどね。
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