冠水したら車はどうなる?修理代はいくら?保険は使えるの?
真夏のゲリラ豪雨は予測や対策が不十分なだけに
場合によっては局地的に台風以上の被害を出すことも
ありますよね(^_^;)
あなたはテレビで車が冠水してしまっている映像を
見たことがありますか?
ぱっと見で、「あぁ、あの車終わったな・・・」
って思いますよね。
そしてあの車があのあとどうなったか、車の持ち主は
どうしたのか気になりませんか?
今回はいつ、なんどきあなたと、愛車をおそうかもしれない
ゲリラ豪雨などによる車の冠水・水没被害についてどう対処すれば
いいのかを調べてみました!
万が一にどうやって備えておけばいいのか考えてみましょう!
車はマフラーが水に浸かってしまったらアウト!
表題のように車の水に対する限界点は、まずマフラーにありました。マフラーの排気口が完全に水に浸かると車は停止してしまうようです(汗)
理屈としては、マフラーから水が逆流して排気ガスを排出できなくなり
車が止まってしまうんだとか・・・(^_^;)
マフラーって、かなり低い位置に配置されてますよねぇ・・・
わたしはエンジンが浸からなければイケるものだと思い込んでいたので
衝撃的な事実でした。
JAFによると車が走行できる深さは床下ギリギリ程度までだそうです。
無理に深さの分からない水たまりなどに安易に突撃しないようにしましょう!
また、車は電気系統もかなり複雑ですよね!
もし水没したりしたらむやみにエンジンをかけようとはしないように
してください!
感電したり、漏電による車両火災の危険もありますよ(*_*)
水没してしまった!保険はきくのかな・・・
万が一車が冠水や水没してしまった場合は保険が効くのでしょうか?これが一番気になるところですよね(^_^;)
調べた結果、答えは条件付きで
YES
です。
条件とは、車両保険に入っていることです。
車両保険は任意なので意外と入っていない方も多いようです。
日本損害保険協会の資料によると2012年3月末時点での
車両保険の加入率は全国で42.1%となっており加入率は半分以下
なんですね。
出典:自動車保険 都道府県別加入率(日本損害保険協会)
超単純ですが水没した車の半分は保険を受けられずに大きな負担を
強いられてしまうということですね(*_*)
あなたは車両保険入っていますか?
車両保険も万能ではない!
車両保険に加入中の方はご存知かと思いますが、車両保険は万が一の時に受け取れる保険金が年々下がっていきます。
現状の車の価値=車両保険の金額
のようなものなのでやむを得ません。
水没した場合は、車両保険は受け取れるものの修理費の
方がどうやっても高くつく場合も出てきてしまいます。
「全損」となり修理不能な場合でも保険金は受け取れますので
それを元に買い換えることを検討するほかなくなってしまいます!
ちなみに、修理の目安は以下のとおりです。
<冠水車を保険(車両保険)直す場合>
1、シートの上まで冠水した場合
シートまで水に浸かった場合は、おおよそ50万円~車両保険金100%(全損)
で保険金が支払われる可能性があります。
例えば全損になると、200万円の車両保険に入っている場合は、
200万円+10%の全損諸費用(最大10万円・保険会社によって異なる。)
が支払われます。車の買い替えを検討しておく必要があります。
2、シートの下まで水に浸かった場合
シート下まで冠水した場合は、25万円~車両保険90%ぐらいの幅で
保険金が支払われる可能性があります。
「保険で○○円まで出たら車を買い替えて、それを下回ったら修理をする。」
と言うように、事前にある程度の予算ラインを考えておいたほうがよりスムーズに、
作業へ移ることができます。
おおよその下取り金額や買取査定金額を参考にするといいでしょう。
3、フロアーカーペットまで水に浸かった場合
フロアーカーペットまで水に浸かってしまった場合は、5万円~車両保険金の
80%ぐらいまでの幅で、保険金が支払われる可能性があります。
修理を前提にして進めると良いかと思います。
ただし、修理はできる限り、早めにする必要があります。
水害の水は、汚水なども混ざり大変汚く、時間が経つと匂いがなかなかとれません。
また、室内の湿気が電子部品を破損させてしまいます。
車は密封せず、少し窓を開けておくとよいでしょう。
引用元:株式会社川田自動車ホームページ
実際に、見積や、保険会社との相談をしないと正確にはわかりませんが、
車のシートの下まで車が浸かってしまうと半々で修理か買い換えを
判断しないといけないようですね・・・・(*_*)
被害を最小限にとどめるために!
車の冠水や水没は車両保険の加入の有無にもよりますが大問題です!被害を最小限に留めるためにできることは何でしょう?
1.ゲリラ豪雨などに見舞われた場合は冠水しやすい道路などに近づかない!
これは当然ですが、一番やってはいけないことは「行けるだろう」と判断して突っ込んでしまうことです。
水たまりは見た目では深さがわかりません。
危うきには近寄らないことが一番です!
国土交通省では冠水する可能性のある道路のマップ
もホームページに用意していますので、そういったものを
活用するのも一つですね!
国土交通省:関東地域における道路冠水注意箇所マップ
2.走行中にやむを得ない状況になった場合は
車間をつめずに一定の速度をたもって現場から遠ざかる!慌ててはいけません。車は一定のスピードで走っていれば排気ガスが
一定量排出されますので簡単にはマフラー内に水が入ってきません。
渋滞中なども空ぶかしをすることで水の侵入をある程度阻止することが
できます。
一番いけないのは、先を急いで車間を詰めて走ってしまい車が急停止する
ような場面を作ってしまうことです。
急停止するとマフラー内の圧力が一気に下がり水がマフラー内に侵入して
エンジンがかからなくなってしまいます。
3.不幸にも水没してしまったら
①第一に身の安全を確保しましょう。水没、冠水してしまった車は何が起こるかわかりません。
②保険会社、車の販売店や修理工場、JAFなどに連絡し今後の対応を仰ぎましょう。
*車が水没してしまうような自体ではJAFも身動きがとれなくなってしまう場合が
ありますので注意してください。
③出来るだけ迅速な行動を!
水没や冠水にあった場合は修理するにも買い替えをするにも後回しに
すると損害が拡大する傾向にあるようですので、迷っている時間があったら
まず連絡です!
参考サイト:川田自動車ホームページ
まとめ
それでは今回のまとめです。①車が水没する限界点はマフラーが浸かるまでで意外と低い位置です。
②車両保険に加入していないと、自動車保険は適応されません。
心配であれば、保険の見直しを検討したほうが吉です。
③万が一水没・冠水にあってしまった場合は身の安全の確保が第一です。
その後保険会社や自動車販売店に連絡を取りましょう。
④行動は迅速に!
ゲリラ豪雨はいつどこで遭遇するかわかりません。
また、台風が近づいているにもかかわらずその地域へ
仕事で出向いたりしないといけないかもしれません。
いつどんな時に自分自身が水没や防水の危機に見舞われるかは
わかりませんし車の冠水や水没被害は都市部でも起きていますので
他人ごとではなく、とても身近な脅威です!
万が一に備えて準備やどうすればいいのかを整理しておきましょうね(^^)
自動車保険の見直しはコチラからもできます!
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