台風には気象庁と米軍の予報を使ってより早く台風対策をしよう!

台風の進路予想は気象庁発表のものを天気予報で見ていると思います。

それとは別に「米軍の台風進路予想」があるのをご存知でしょうか?

台風に限らず、天気予報は当たるときもあれば、外れてしまう時も

ありますよね。

 

しかし、台風という大きな災害をもたらす可能性があることに関しては

出来るだけ正確な情報を知りたいと思うのではないでしょうか。

 

2014年7月10日現在、台風8号が猛威をふるいながら日本列島を北上して

行きそうです。

 

今回だけでなく、これから秋にかけて台風が次々とやってきます。

今年からは気象庁と米軍の予想を組み合わせて上手に活用して台風に

備えてみてはいかがでしょうか?

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日本の天気予報の台風進路予想はすべて気象庁のもの

天気予報は、テレビやインターネット、ラジオや新聞など様々なメディアで

確認することができますが、日本では台風情報は気象庁の台風情報の範囲内でしか

一般向けには提供できない制度があるためすべて出所は気象庁なんです。

ですから、複数の台風進路の予想を比較検討することはテレビなどではできません。

 

しかし、海外でも日本への台風の進路予想をしている機関がいくつかあります。

今回その中で最も有名なのが先ほど紹介した米軍の

『米軍統合台風警報センター』(JTWC)です。

JTWC:http://www.usno.navy.mil/JTWC/

 

このサイトは本来は米軍のためのものではありますが、私達一般の人でも

アクセスできます。全て英語なので細かく理解するのは大変ですが、

トップページの真ん中の少し下に

 

TC Warning Graphic

 

という項目があります。クリックすると台風の進路図を見ることができます。

 

注意点としては時間が日本時間ではないので表示されている時間に

+9時間していただければそれが日本時間になります。

 

米軍統合台風警報センターはアメリカ空軍とアメリカ海軍がハワイに設置した期間で

アメリカ国防総省や世界各国と連携し船や飛行機の安全な航行のために観測していて

その精度の高さは有名です。

気象庁と米軍の予報の違いを比べてみましょう。

 

気象庁予報と米軍予報の特徴と違い

■気象庁

通常は3時間おきに更新され台風が日本により接近すると1時間おきに更新されます。

風速は10分間の平均風速が発表されます。

予報の期間は基本が3日、最大で5日後までの予測となっています。

■JTWC

通常は6時間おきに情報が更新されます。

風速は1分間の平均風速が発表されます。(気象庁の発表するものよりも大きな数値となる。)

予報の期間は5日先まです、気象庁の予測よりも台風の進むスピードが速く予測されることが

多いです。

 

天気図の比較

気象庁

天気図

JTWC

米軍天気図

気象庁の方が6時間ごとに細かく区切られているのがわかると思います。

JTWCは12時間ごとの予測になっていますね。

 

気象庁の特徴としては、やはり自国の天気ですので細かく気圧、風速、降雨量などが

細かく予測されます。また、日本に近づくと更新頻度が高まるのでより正確に予測されます。

 

また、予報自体はある程度注意度を高めた予報となる傾向がありますので、予報ほどでも

なかったということもしばしばですが、被害が予報より大きい訳でなければ「不幸中の幸い」

ですから大きな問題ではないのではないでしょうか?

 

対して米軍統合台風警報センターは(JTWC)、予報期間が5日間でより先の予報を

見ることができます。

また風速18m/s以上の暴風域の予想範囲図が分かりやすく表示されているのが特徴です。

 

2つの進路予想を使って早めに対策をしましょう。

旅行などの外出の予定がある方はもちろん、家にいるとしても台風の進路は気になるものです。

台風に備えて、防災用品を用意したり、家屋の外回りを補強したりといざ対策をするとなると

ある程度時間がかかります。

 

また、直前になると防災用品が売り切れてしまったり、雨漏り対策をしていた所を強風に

あおられてしまい転落して怪我をしてしまったり、最悪の場合亡くなってしまうような

事故も毎年のように起きています。

 

これからは、米軍のJTWCで長期的な予報を確認し事前準備を行って、最終的な避難などの

対応は気象庁の細かい予報を元に行動する先取りの行動をしてみてはいかがでしょうか?

 

備えあれば憂いなしです。

 

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