夏の甲子園と春の甲子園の違いは何?春の甲子園の出場条件は?

夏の甲子園は8月に、春の甲子園は3月に毎年甲子園で高校野球の全国大会が行われますね?

楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

 

ところでこの2つの甲子園改めて考えると違いがわからないところもありますよね?

 

出場校数は?なんで2つあるの?どっちがメインなの?など色々な疑問が湧いてきます。

今回は春と夏の甲子園の違いについてまとめてみました!

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甲子園の大会の本家は夏!

まずは夏の甲子園から

 

正式名称は全国高等学校野球選手権大会と言います。

 

歴史は古く、第一回大会は1915年に開催されました。もう今から100年も前ですね(^_^;)

太平洋戦争の期間中止されていたこともあり、大会の回数は2015年で97回目となります。

全国高等学校野球選手権大会 基本情報
主催:朝日新聞社

出場校:49校(記念大会は55校)

会場:阪神甲子園球場

開催期間:14日間 休養日は除く

大会歌:「栄冠は君に輝く」

優勝旗の色:深紅

 

大会歌 栄冠は君に輝くはこんな歌!聞いたことあるはず!



 

特徴 夏の甲子園は待ったなしの1発勝負!

夏の甲子園の特徴は全ての都道府県から代表校が出場することです。

 

甲子園

 

毎年各都道府県で代表の座1校を争うトーナメント戦方式の県大会が予選として開催されます。(東京など出場校が多い都道府県は2校)

 

甲子園の本大会へ出場をかけ全国で熱戦が繰り広げられるわけですが、優勝=甲子園出場というシンプルさの裏には「負けたら終わり」という厳しい現実が待っています。

 

どんな強豪校でも終わってみないとわからない緊張感があり、その日の調子やたった一つのミスで甲子園への夢が途絶えてしまうシビアさがあります。

 

基本的に3年生にとってはこの大会が高校生活最後の大会となるので、「次はない」という必死さが選手のみならずファンの涙も誘います!

 

甲子園や地区予選で敗退することを「夏が終わる」ともいい、青春の美しさがそこにはありますね(^_^;)

 

夏の甲子園は日本の夏の風物詩とも言える存在感で、プロ注目選手の多い年などは社会現象にさえ発展するほどです。

 

甲子園2

 

出場校は最後までわからない?春のセンバツ!

春の甲子園は、春のセンバツとも呼ばれ、

 

正式名称を選抜高等学校野球大会と言います。

 

甲子園全景

 

歴史は、夏の甲子園大会よりも10年遅く始まっており、2015年の3月の大会で87回になります。
こちらもやはり太平洋戦争の影響で中断した歴史を持ちます。

選抜高等学校野球選手権大会 基本情報
主催:毎日新聞社

出場校:32校(記念大会は36校)

開催期間:12〜13日間程度

大会歌:「今ありて」第69回大会(1993年)から

優勝旗の色:紫紺

 

大会歌 今ありて はこんな歌!作曲はあの谷村新司さんです。


 

特徴 正式な予選がなく意外な学校にもチャンスのある大会!

選抜大会の最大の特徴はその名の通り、選抜制で出場校が決められるところです!

 

夏の予選大会のように地区大会で勝することが出来なくても様々な要因も評価され、推薦されれば意外と思えるような高校が出場することも出来ます。

 

グローブとボール

 

選抜基準は?

ということで選抜制ではありますが、一定の成績を事前の大会で残しておかなくてはいけません。

選抜の先行の参考とされる大会は以下の通りです。

 
①一般選考
3年生が抜けた後の新チームで迎える秋季大会の成績と地域性を考慮し、出場28校と補欠8校を選出する。

成績としては県大会から地区大会(関東大会や近畿大会など)に進出するのは最低条件と考えられている。

しかし一方で、ベスト4に入ったとしても敗戦内容(点差が大きいなど)によってはベスト8の成績的には下の結果に終わった学校が選ばられるということなどもある。

 

地域によっての内訳は以下のとおり

地域出場枠
北海道1
東北2
関東4
東京1
関東・東京のどちらかから1
東海2
北信越

近畿
中国
四国
中国・四国のどちらかから
九州

東京と北海道以外は複数の県にまたがった「地区」から選抜されるので出場校のない府県がでる。

 
②21世紀枠
秋の県大会の成績が一定以上の学校で(ベスト32以上、ベスト16以上など参加校数で違いがある)、部員不足などの厳しい条件の中で頑張っている学校や、文武両道など模範的な学校などを選出する。

21世紀最初の年である2001年の第73回大会から導入されていて、ここ数年は3校程度が選出されている。

 
③明治神宮大会枠
2003年に創設されたもので、毎年11月に行われている明治神宮大会の優勝校の所属する地域に出場枠が1個増やされる。

 

神宮球場

 

最後に

「選抜」とつくくらいなのでなんとなく想像がつく部分もあったかもしれませんが、共通するのは高校野球最高峰の大会であるということですね!

ですが、やっぱり3年生にとっては「負けたら最後」の夏の甲子園はそんな事情もあってか、はたまた夏のせいか盛り上がりは半端ではありませんよね!

 

選抜大会も夏とは違って無名校や懐かしい古豪校などにも出場機会があるのが魅力!勝ち負けだけではなくて日頃の頑張りも認めてもらえる名誉ある大会だということが言えますね(^^)

 

夏は常連校が名前を連ねることも多いですが、春はいろんなチームが見れるというのも楽しみの一つではないでしょうか?

 

春は、「このチームが夏までにどう成長するのか?」などファンにとっては気になる選手や学校に出会うチャンスでもあります!

球児の全力プレーに息を飲む面白さは春も夏もかわらないですね(^^)

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